こんにちは!
ジョイシッター事務局です!
【愛着形成】は、精神科医のジョン・ボウルビィが1969年に著書「愛着行動」の中で書かれた考え方で、端的にいうと「子どもが不安な時に親や身近にいる信頼できる人にくっつき安心しようとする行動」のことです。愛着の形成は、子どもの人に対する基本的信頼感をはぐくみ、その後の心の発達や人間関係に大きく影響します。乳幼児期に愛着にもとづいた人間関係を経験することが、その後の子どもの社会性の発達に重要な役割をもちます。
今回は、愛着形成に繋がる具体的な取り組みについて紹介をしていきます。
「愛着」は子どもが外界に適応するための本能的な行動や感情です。まだ非常に弱い存在である人間の子どもが自分の安全を高めるために、特別な相手との情緒的な結びつきを求めるのです。ですから、この愛着行動に対するママとパパの反応は、子どもの人格作りに多大な影響を与えます。
①授乳やミルクの時は、子どもの目を見つめて穏やかな気持ちで優しく語りかける
愛情や信頼の力は、相手と目をしっかり合わせる能力から育っていきます。携帯電話やテレビを見ながら授乳をおこなうことはできるだけ避けましょう。
②「大好きだよ」「かわいいね」という言葉を毎日たくさん伝える
言葉で愛情を伝えることはとても重要です。1日の目標回数は0歳代で100回、1歳代で50回以上、2歳代で30回以上、3歳以降も10回以上は伝えましょう。特に女の子には「かわいい」という言葉をたっぷりと言ってあげることが大切です。
③ ベビーマッサージやふれあい遊びを毎日おこなう
スキンシップも愛着づくりには非常に高い効果があります。朝起きた時や夜寝る前には抱きしめておでこや頬にキスをしましょう。
④人見知りを心配せず喜ぶ
子どもの中で両親への愛着が育っている証拠です。人見知りの時期こそ、不特定多数の人に出会える公園や地区センターなどへ積極的に出かけましょう。そして無理強いすることなく自然にお子さまのしたいようにさせましょう。
⑤言葉がある程度わかるようになったら、子どもの要求にはすべて笑顔で答える
「ダメだよ」という時も笑顔で優しく伝えましょう。「〜なかったら知らないよ」という言葉かけは「言うことをきけばお母さんに愛してもらえる、きかなかったら愛してもらえない」という認識を抱かせてしまいます。子どもが良いことをしようと悪いことをしようと関係なく、「ママとパパはいつだってあなたを深く愛しているよ」という深い信頼を育てることのほうが、何を教えるよりも先なのです。
ただし、まだ理解ができないくらい幼い時期に、望ましくない行動をやめさせたい時には極力無表情で接しましょう。何かへの興味を失わせるには、ママとパパの「反応がない」ということが、一番効果的なのです。何らかの感情を表現することはすべて子どもの興味を惹きます。怒るも泣くも笑うも、子どもにとっては「反応してくれた」という意味においては同じなのです。
いかがでしたでしょうか?
乳幼児期の親子の間の愛情あふれる関係性が、子どものその後の対人関係のあり方や社会とのかかわり方を決めていくといっても過言ではないのです。とはいえ過度に心配する必要はありません。
愛着形成に繋がる具体的な取り組みも、愛情・愛着をもって子どもに接してあげれば普通にできることばかりです。子どもを大きな安心の気持ちで満たしてあげて、その後の探索・冒険の後押しをしてあげられるようにしましょう。
愛着形成に繋がる具体的な取り組みも、愛情・