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赤ちゃんの反射運動(*'▽')

2020/03/15
みなさん、こんにちは!
福岡の託児サービス、ジョイシッター事務局の原田です(^^)


今日は、赤ちゃんの反射運動について
お話していきます(*´ω`*)


【原子反射とは?】
未熟な赤ちゃんが初めての環境に適応して生きていくために生まれつき便利な機能が備わっています。

例えば赤ちゃんに授乳をする時に口元を乳首に持っていくと、
くちゅくちゅと口を動かし、乳首を吸うような仕草を見せますね。
これは吸啜(きゅうてつ)反射と言うもので、
口元ではなくても、指や他の物であっても、口元に触れると、
赤ちゃんの意志とは無関係にこのような反射が起こるのです。
こうした反射のことを「原始反射」といいます。


赤ちゃんの原始反射は、このように生命維持の目的もありますが、
反射を繰り返すことによって中枢神経系が発達するという良作用が起こり、
その結果、筋力や知的能力も発達し、
無意識な運動から意識した運動ができるというところに繋がっていくものでもあります。


原始反射は、随意運動のための準備段階なのです。
赤ちゃんの原始反射にはいくつかあり、
現れる時期や消失する時期が違います。
この時期は赤ちゃんに共通しています。


姿勢反射とは?
姿勢反射は、身体の姿勢や運動中の平衡を調整や維持したりするためのものです。
大脳皮質や中脳が発達する時期から見られ、
パラシュート反射は生後8~9か月頃から見られるため、
10か月検診で調べるところが多いようです。
原始反射と違い、姿勢反射は獲得したら消失することはありません。


【主な姿勢反射一覧】
・モロー反射
仰向けにして急に落とすような仕草をすると、
脚と頭が伸び、両腕がぱっと上がった後戻る。
母親から落下しそうな時に近くのものに抱きつこうとする反射。
出生時~生後3~4か月頃くらいまで。

・歩行反射(自動歩行)
足の裏が平面に触れると歩行するような仕草を見せる反射。
出生時~生後6週~8週ごろまで

・探索反射
口の近くを撫でると、それを探すようにその方向に頭を向ける反射。
出生時~生後4か月頃まで

・吸啜反射
本能的に口の縁に触れたものを何でも吸う反射。
出生時~生後4~7か月頃まで。

・嚥下反射
口の中に入った液体を飲み込む反射。
出生時から生後5~6か月頃まで。

・手掌把握反射
乳児の下の平に何かが触れると物を掴もうとする反射。
出生時~生後3~4か月頃。

・足底把握反射
乳児の足底を刺激すると足指が曲がる反射。
出生時~生後9~10か月。

・ギャラン反射
乳児の背中側面の肌が撫でられると、
撫でられた側に向かって揺れる反射。
出生時~生後4~6か月頃まで。

・バビンスキー反射
足の裏を尖ったものでかかとからつま先に向けてこすると、
足の親指が甲側に、他の4指が外側に開く反射。
出生時~1~2歳頃。

【原始反射はどうして消失するの?】
簡単に言うと必要がなくなる頃に消失します。
原始反射=不随意運動が見られる時には、
その反射が関与する随意運動は見られません。

【大脳の発達と原子反射の関係】
随意運動が赤ちゃんの意志で出来るように
なった頃に、原始反射が消失するのです。
反射は、大脳を介さずに起こるものです。
不随意に行われる原始反射が消失するということは、
脳幹が発達し、大脳の発達準備が出来たということでもあります。
随意運動は大脳がつかさどっているからです。
ですから、原始反射は赤ちゃんの成長が
順調であるかどうかを見る指標にもなります。

出現や消失する時期や、原始反射が左右対称か
などによって、発達障害や脳機能であるかの
指標にもなります。

もちろんそれを診断するのは医師ではありますが、
日々赤ちゃんに関わっていく私たちが「何か気になる」と小さな変化に気づくことはとても大切ですね。


反射運動って、成長を確認できる指標のようなものだったんですね!!!
その時期にしか見ることのできないのでしっかり観察していきたいですね!!!

ではまた~(*^^)v

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